Xin chao(・∀・)/ いけのんです。
早いもんで、ハノイ生活も一ヶ月過ぎました。
光陰矢の如しとはこのことです。
業務柄、現段階で駐在員等の日本人と知り合う機会がほぼ0なので、日本人コミュニティとは未だ疎遠な私ですが、そのかわりに、ベトナムの少数民族の人だったり、欧米の人と繋がる機会が多く、色々な刺激を受ける毎日です。
まだ、働き始めて一ヶ月ですが、そういった環境で仕事をしていて感じるのは、脱常識と教養の重要性です。
今日は、海外の人と仕事をするときに必要なコミュニケーションの肝は何か、一ヶ月の経験から考えてみたいと思います。
ちなみに、言語(英語)に関しては過去記事をどうぞ→「英語で仕事、やって気づいたビジネス英語で大事な3つの要素」
○常識を疑え!!
この一ヶ月、一番感じているのは、"知識の相対化"です。
色々なバックグラウンドの人とコミュニケーションをしていると、自分の持っている知識が良い意味でぶっ壊されていきます。
現代物理学の父とも呼ばれるご存知アインシュタインがこんなことを言っています。
"Common sense is the collection of prejudices acquired by age eighteen.(常識とは、十八歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう)"
異文化に触れると、自分の中にある常識は本当に些細な部分から崩れていきます。
アインシュタインは、科学的態度として常識を疑うことの重要性を訴えたかったのかもしれませんが、この言葉は、グローバルな世界でコミュニケーションをする際にも当てはまることなのだと思います。
例えば、折衝というレベルだけでなく、確認というレベルで結論Cを提示した時に、前提Aの部分で相手と齟齬が発生していると、Cに至るまでのロジックが完璧でも、うまく話が噛み合いません。(いわゆる演繹法)
私も仕事の中でこのことを強く感じています。
例えば、ベトナムのシエスタの文化を考慮せずに最短作業時間を求めた結果、実際の作業日数とズレが生じていることを指摘されたことがあります。
そんな些細なこと、と思われるかもしれませんが、顧客への納期は信頼に直結しているので、看過できません。確認段階で気づけて幸いでした。
自分の常識だけを前提に物事を考えると、必ずどこかで綻びが出てきます。
もちろん国内でも言えることでしょうが、教育も文化も違う外国人と仕事をするとなると、それは致命的なレベルまで拡大する可能性が高いと思います。
そして、思うにいつ役に立つか分からないけど、アンテナを高く張って多様な知識をつけておくことは結構大切だと感じます。
前にも書いたかもしれませんが、政治経済時事歴史文化の話ができるかどうかは、外国人とコミュニケーションをとるのに本当に重要です。
私のパートナーが元ベトナム外務省勤務、母親が元外交官・大使ということもあり、特段そういう話が多いのかもしれないので、通説的に必要かどうか客観性に欠けるかもしれませんが、少なくとも、ベトナム渡航後仕事の中で会う人とは、結構社会的な話題から話をすることが多いです。
とりわけ、政治的スタンスや宗教、ベトナムで言うなら共産主義・社会主義に対してその人がどういうスタンスをとっているか、というのを見極めた上で、それにあわせて話題を探っていくことは、信頼関係を築く上で特に大事だと思います。
また、国際的な話題や政治の話だけでなく、もっと一般的な話題でよく話をするのが日本語の話。
例えば、"コミュニケーション"って英語なのになんでカタカナで書くのかとか、真史ってどういう意味かとか、漢字とひらがなとカタカナの違いはよく聞かれます。
アインシュタインは、科学的態度として常識を疑うことの重要性を訴えたかったのかもしれませんが、この言葉は、グローバルな世界でコミュニケーションをする際にも当てはまることなのだと思います。
例えば、折衝というレベルだけでなく、確認というレベルで結論Cを提示した時に、前提Aの部分で相手と齟齬が発生していると、Cに至るまでのロジックが完璧でも、うまく話が噛み合いません。(いわゆる演繹法)
(※作成:池野) |
例えば、ベトナムのシエスタの文化を考慮せずに最短作業時間を求めた結果、実際の作業日数とズレが生じていることを指摘されたことがあります。
そんな些細なこと、と思われるかもしれませんが、顧客への納期は信頼に直結しているので、看過できません。確認段階で気づけて幸いでした。
自分の常識だけを前提に物事を考えると、必ずどこかで綻びが出てきます。
もちろん国内でも言えることでしょうが、教育も文化も違う外国人と仕事をするとなると、それは致命的なレベルまで拡大する可能性が高いと思います。
○知識はいつ役に立つか分からない
前にも書いたかもしれませんが、政治経済時事歴史文化の話ができるかどうかは、外国人とコミュニケーションをとるのに本当に重要です。
私のパートナーが元ベトナム外務省勤務、母親が元外交官・大使ということもあり、特段そういう話が多いのかもしれないので、通説的に必要かどうか客観性に欠けるかもしれませんが、少なくとも、ベトナム渡航後仕事の中で会う人とは、結構社会的な話題から話をすることが多いです。
とりわけ、政治的スタンスや宗教、ベトナムで言うなら共産主義・社会主義に対してその人がどういうスタンスをとっているか、というのを見極めた上で、それにあわせて話題を探っていくことは、信頼関係を築く上で特に大事だと思います。
また、国際的な話題や政治の話だけでなく、もっと一般的な話題でよく話をするのが日本語の話。
例えば、"コミュニケーション"って英語なのになんでカタカナで書くのかとか、真史ってどういう意味かとか、漢字とひらがなとカタカナの違いはよく聞かれます。
○好奇心を武器に
このように、こちらに来てまだ一ヶ月ですが、日本では考えもしなかったことを考えるようになりました。
日本にいた時に得た知識・常識を、新しい視点から再考し自分の世界を広げること、これこそ海外で多様な人と一緒に物事を進めていくことの醍醐味ではないでしょうか。
私がこの一ヶ月、こうやって世界を広げられているのは、己の好奇心ゆえだと感じます。
相手に興味を持ち、手探りでも相手の考えを捉えていくことで、相手の心を読みながら自分の一手を考えていける。
私の場合、もともと計算高くやろうと思っていたわけではなく、ただ単純に人と話すことが好き、というところが原点なんだと思います。
今回ちょっと話が抽象的かもしれませんが、一ヶ月経って色々ぐちゃぐちゃしている頭を少しでも整理したく。
もちろん、これが全てではなく、one of themとしてでも思ったことをフレッシュなうちにざざっと書きたかったので、物足りなさとかその辺はご容赦ください。
ちなみに、私のブログ、真面目な話題から軽い話題までマゼマゼしていきますが、思考整理系のやつはフィードバック頂けると結構嬉しいので、賛同も批判もウェルカムです。
ではでは今日はこの辺で(・∀・)/